vm.$childrenについて

vm.$childrenは、Vue.jsのインスタンスの直接の子コンポーネントの配列を保持するプロパティです。Vue.jsのコンポーネントは階層構造になっており、親コンポーネントが直接、子コンポーネントを持つ場合、vm.$childrenを使用してそれらの子コンポーネントにアクセスできます。

以下は、vm.$childrenの使用例です。

<!-- ParentComponent.vue -->
<template>
  <div>
    <h2>Parent Component</h2>
    <ChildComponent />
    <ChildComponent />
  </div>
</template>

<script>
import ChildComponent from './ChildComponent.vue';

export default {
  components: {
    ChildComponent
  },
  mounted() {
    console.log(this.$children); // [ChildComponent instance, ChildComponent instance]
  }
};
</script>

<!-- ChildComponent.vue -->
<template>
  <div>
    <h3>Child Component</h3>
  </div>
</template>

<script>
export default {};
</script>

この例では、ParentComponent.vueが親コンポーネントであり、ChildComponent.vueが子コンポーネントです。親コンポーネント内のmountedフックでthis.$childrenをコンソールに出力することで、直接の子コンポーネントのインスタンス配列が表示されます。この配列には、子コンポーネントのインスタンスが含まれています。

注意点として、vm.$childrenは直接の子コンポーネントのみを含む配列であり、孫やそれ以降のコンポーネントは含まれません。また、コンポーネントのレンダリングのタイミングによっては、$childrenにはコンポーネントが含まれないことがあります。そのため、$childrenを使う場合は、適切なタイミングで使用する必要があります。