v-text
はVue.jsのディレクティブの1つで、要素のテキストコンテンツをデータにバインドするために使用されます。このディレクティブを使用すると、HTML要素のテキストコンテンツが、指定したVue.jsのデータプロパティや式に動的に更新されます。
通常、Vue.jsではMustache構文({{ }}
)を使用してテキストをバインディングしますが、v-text
ディレクティブはその代替手段として提供されています。Mustache構文はHTMLエスケープを自動的に行いますが、v-text
はそのようなエスケープを行いません。
以下はv-text
ディレクティブを使用する例です。
html
<div id="app">
<p v-text="message"></p>
</div>
javascript
var app = new Vue({
el: '#app',
data: {
message: 'Hello, Vue.js!'
}
});
この例では、<p>
要素のテキストコンテンツがmessage
というデータプロパティにバインドされています。message
の値が変更されると、<p>
要素のテキストも自動的に更新されます。
v-text
ディレクティブは、テキストコンテンツのみを更新する必要がある場合に有用です。HTML要素そのものを操作する必要がある場合は、代わりにv-html
ディレクティブを使用することが一般的です。
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