v-forは、Vue.jsフレームワーク内で使用されるディレクティブの1つであり、リストや配列などのデータを元にして要素を反復的にレンダリングするために使用されます。これは、JavaScriptのArray.prototype.forEach()
やArray.prototype.map()
などと同様の機能を提供しますが、Vue.jsのテンプレート内で直接使用できます。
以下は、v-forの基本的な使用例です
<div>
<ul>
<li v-for="item in items" :key="item.id">{{ item.name }}</li>
</ul>
</div>
この例では、items
という配列の各要素に対して、その要素のname
プロパティを表示するリストが生成されます。item
は、反復処理中の現在の要素を表します。:key
属性は、Vue.jsが各要素を一意に識別するために使用されます。通常、このキーは要素の一意な識別子(例えば、データベースのID)となります。
v-forは、オブジェクトのプロパティを反復処理することもできます。この場合、v-for
は2つの引数(value
とkey
)を取ります。
<div>
<ul>
<li v-for="(value, key) in object" :key="key">{{ key }}: {{ value }}</li>
</ul>
</div>
この例では、object
というオブジェクトの各プロパティに対して、そのキーと値を表示するリストが生成されます。
v-forは、反復処理するデータの変更を検知して自動的にDOMを更新します。したがって、データが変更されると、Vue.jsは反復処理される要素を適切に更新します。これにより、動的なリストやテーブルなどを簡単に作成および更新することができます。
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