Vue CLI（Command Line Interface）は、Vue.jsアプリケーションの開発を支援するための公式のコマンドラインツールです。Vue CLIを使用することで、簡単にVue.jsプロジェクトのセットアップ、開発サーバーの起動、ビルド、テストなどの作業を行うことができます。
Vue CLIのインストール:最初に、Vue CLIをインストールする必要があります。npm（Node Package Manager）を使用して、以下のコマンドを実行します
npm install -g @vue/cli
これにより、グローバルにVue CLIがインストールされます。-g オプションは、パッケージをグローバルにインストールするためのものです。
新しいVueプロジェクトの作成:Vue CLIを使用して、新しいVue.jsプロジェクトを作成します。以下のコマンドを実行します
vue create my-project
これにより、my-project という名前の新しいディレクトリが作成され、Vue.jsプロジェクトがセットアップされます。セットアップの際に、プロジェクトのテンプレートやプラグインの選択を行うことができます。
開発サーバーの起動:
プロジェクトのディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行すると、開発用のサーバーが起動します
cd my-project
npm run serve
開発用のサーバーが起動すると、アプリケーションはブラウザで自動的に開かれ、変更を加えるとリアルタイムでリロードされます。
ビルド:
開発が完了し、本番用のビルドを作成する場合は、以下のコマンドを実行します：
npm run build
これにより、本番用のビルドが生成され、dist ディレクトリに配置されます。
その他のコマンド:
その他にも、Vue CLIには様々なコマンドが用意されています。例えば、ユニットテストを実行するための npm run test:unit コマンドや、E2Eテストを実行するための npm run test:e2e コマンドなどがあります。
Vue CLIを使用することで、Vue.jsプロジェクトの開発を効率化し、より簡単にセットアップすることができます。
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